アクアメイク Q&A
設計条件はありますか?
建築用途、水道・電気の有無、便器数(身障者用を含む)、現地状況(都道府県/山、平野、河川敷等)、放流可能か否か等が必要です。また、1日の施設利用人数及び平均滞在時間が分かればトイレ利用回数が計算式で求められます。
作図日数はどれくらいですか?
設計条件が確定してから、概ね2週間必要です。
上水道が全く無い場所での使用方法は?
初期水として使用開始時に給水車等でアクアメイクシステムに水を入れる必要があります。使用開始後は基本的に補給水は必要ありません。年1回の汚泥引抜清掃時は、余剰水タンクがあれば給水車は不要ですが、余剰水タンクがない場合には給水車が必要になります。(張り水用)手洗い水については、再利用水の使用は不可ですので、雨水利用(簡易ろ過)等の装置が必要です。
タンクのサイズの種類はありますか?
直径は1600~2500mmで選択でき、延長は自由に製造できます。ただし、規模が大きい場合(構造強度が限界を超えた場合)には、2つにわける等の検討が必要になります。
処理水は飲めますか?
水道法及び厚生労働省通達により飲用は不可とされています。処理水はトイレ洗浄水に使用できますが、手洗い水等、人の口に入る可能性がある場合には使用できません。(環計第46号 厚生省環境衛生局長通知)
水が蒸発して減りませんか(水の補給は必要ですか)?
蒸発は非常に少なく、利用者から排出される「し尿」分が余剰水となります。水道水等の補給水は必要ありません。
沈殿物の汲み取りサイクルは?
通常、年に1回以上です。前処理槽の嫌気槽部分を汲取りします。三次処理槽の汲み取りは不要です。
カキ殻は交換するのですか?
カキ殻は原則として交換しません。長年の使用により、カキ殻は溶けて小さくなり量が減りますので、3~5年に1回程度、総量の2~5%を補充します。
メンテナンスの期間と内容は?
通常、年3~4回以上の保守点検と、年1回程度の汚泥引抜が必要です。三次処理槽は、3~5年に1回接触材(カキ殻)の補充と年1回の活性炭の交換が必要です。
各製品の実績集はありますか?
アクアメイク納入実績表があります。
こちらからご確認ください。
循環すると濃縮しませんか?
濃縮しますが、トイレ洗浄に問題はありません。また、塩濃度の上昇も、毎年の清掃により一定以上上がることもなく処理能力には影響ありません。
カキ殻が良いのなぜですか?
貝の中でカキ殻が一番ギザギザが多く表面積が広く微生物がたくさん生息しやすいことと、接触材として重ね合わせた時にカキ殻の形状及び厚みが適度な空隙率(すきま)を作るためです。また、表面が溶けることでpH調整を自然に行います。
温度が低くても大丈夫ですか?
アクアメイクシステムは、東北や北海道に納入実績があります。地中にシステムを埋設することが可能であれば、地温と水中ヒーターの働きにより、アクアメイクシステム内は約+10℃を維持できます。地上設置型の場合には、水中ヒーター及び保温工事等で対応しています。アクアメイク本体そのものはどのような場合でも同じ構造です。
電気の無いところではどうするのですか?
ソーラーと風力発電によるハイブリッド発電を組み合わせて、電力を供給できます。また、発電機などを利用することも可能です。現地条件にあったものをご提案いたします。
閉鎖時はどうするのですか?
閉鎖時の作業として、配管内部、ポンプ内部の水抜きを行います。使用開始時には、汚泥引抜き清掃、機器類の作動確認、張り水等、試運転が必要です。
汲み取りを無くせませんか?
汚泥濃縮装置等を設置することにより、汲取り回数を少なくすることは可能です。
管理人は必要ですか?
定期的に点検を行えば、常駐は不要です。