アクアメイク コンテナタイプ

コンテナタイプ

ユニットトイレ棟とアクアメイクシステムをコンテナ内に収納したタイプです。

資源を再利用。
設置場所を問わずに水洗トイレ。

循環再利用の自己処理型なので排水する必要がなく、場所を選ばずどこでも水洗トイレが設置できます。またバキューム回数も一年に一度程度で汲み取り式に比べ大幅に削減されます。

簡易に設置、短期で稼働、
トイレ環境を改善します。

掘削・埋設工事の必要がなく、工場出荷したコンテナユニットを現場に搬入してトイレと接続するだけで簡単に設置できます。設置場所の変更も埋設タイプに比べると大幅に簡易です。トイレ棟、処理ユニットそれぞれが10㎡以内であれば建築確認申請の必要がありません。

製品特徴

①水源・水道がない場所でも、トイレを水洗化。
②ライフラインが途絶えた際も、利用可能です。
③汚水の放流がないため、浄化槽法の規制を受けません。
④掘削工事の必要が無く設置が簡単。
⑤敷地内を移動可能な特殊キャスターを装着することにより、設置場所を任意に移動させることができます。
⑥移設が可能なためイベント時や災害時にも対応可能です。
⑦海洋施設として、マリーナなどの浮桟橋に設置し快適な環境を実現。

汚水圧送ポンプ

汚物とトイレットペーパーを回転刃で粉砕し圧送するので高低差関係なく任意の場所に圧送可能です。

型式 日利用回数 処理水量 必要電力 設置面積(mm)
AM2-S100Y5 100回 1.0㎥/日 400W 2,600×6,200
AM2-S300Y8 300回 3.0㎥/日 1200W 7,800×6,200




沈殿分離槽

流入汚水を固体と液体に分離し、浮遊物を浮上・沈殿させます。分離された中間水のみ次の槽へ移動します。



接触ばっ気槽

空気と液体を旋回し接触させて液体に酸素を供給(ばっ気)し、接触材表面に付着している微生物の作用により、汚水をさらに浄化します。



沈殿槽

生物処理された処理水の汚泥を沈殿させます。



接触ろ過槽

処理水に残る残存有機物および浮遊物をさらに除去します。接触材には天然ろ過材であるカキガラを使用し、生物分解により低下したpHを中性に維持して、より高度な生物処理を実現しています。



沈殿ろ過槽

処理水の汚泥を沈殿ろ過させます。より微細な浮遊物質を除去できる構造になっています。



中水槽

中水槽内の水を循環させ、活性炭により無色、無臭にします。



余剰水槽

人間より排出された余剰水分は本タンクに貯留されます。満水時には、張水として有効利用されます。



コンテナキャリアー

コンテナをキャリアーに乗せることにより、可搬式となり、建築確認申請が不要となり、どこにでもトイレ施設が設置可能になります。

ホイル部分

強靭なダクタイル鋳鉄製で海水に強い塩害塗装を施してあります。


タイヤ部分

摩耗性の高いラーバン素材を使用せず、ウレタンを採用し耐久性を向上。



軸/軸受部

スラストラジアルベアリングの組合せでスムーズな回転を実現。


フレーム

耐衝撃性が高く、耐震性を考慮してあり、コンテナをしっかりと支えます。



 
 

自在式キャスター

品番 D×W
サイズ
使用車輪材質 H
車輪付高さ
P1×P2
取付ピッチ
T1×T2
取付座
A
取付穴径
d
シャフト径
E
偏心
最大荷重
(kg)
USC-2 180×76 ウレタン 250 160×160 200×200 14 30 60 2,000
USC-3 220×129 ウレタン 340 240×216 300×300 18 40 70 3,000
USC-4 312×123 ウレタン 450 240×216 300×300 18 40 90 4,000
USC-7 400×175 ウレタン 550 220×220 300×300 18 60 120 7,000
固定式キャスター

品番 D×W
サイズ
使用車輪材質 H
車輪付高さ
P1×P2
取付ピッチ
T1×T2
取付座
A
取付穴径
d
シャフト径
最大荷重
(kg)
FSC-2 180×76 ウレタン 250 160×160 200×200 14 30 2,000
FSC-3 220×129 ウレタン 340 240×216 300×300 18 40 3,000
FSC-4 312×123 ウレタン 450 240×216 300×300 18 40 4,000
FSC-7 400×175 ウレタン 550 178×178 300×360 18 60 7,000

●製品改良等により予告なく変更することがあります。

海洋トイレ施設(水洗式無放流型)

マリーナなどの浮桟橋に設置することにより、施設利用者は陸に戻ることなく、衛生的な水洗トイレが使用できます。また、排水は海洋投棄をせず、循環再利用します。

メインフレーム

耐腐食性能に優れたアルミニュウム合金(A6005C-TS)押出専用型材と溶接加工した構造です。



クリート

フレーム上部の溝をスライドさせることで、各艇ごとに係留位置を決めることができます。



フロート

合成樹脂製の外殻は、約15mmの肉厚を有し、衝撃に強く耐久性に優れています。内部には,発泡スチロールを装填しており、浮力の低下を低減させます。



連結部

主浮桟橋・枝浮桟橋のユニットを鋼板入りのゴムブロックと専用ブラケットで結合します。



防舷材

合成樹脂または、合成ゴム製で、用途に合わせ選択できます。D型防舷材上部にスリット加工を入れ、滑りにくい構造です。



デッキ材

木粉とリサイクルプラスティックを配合した人工木材を使用。ビスが表面に出ないノンビス工法を採用しています。天然木も取り揃えています。デッキ材の色についてはお問合わせください。



納入事例

株式会社 丸浩重機工業 工場内トイレ(沖縄県)

装置概要
AM-S 100YS
処理量
1.0㎥/日
設置日
2020年5月


本工場は公共下水道地域外となっており、工場内には事務所棟へ浄化槽が単独で設置されています。しかし、広大な敷地であるため作業場から移動に時間と労力を費やしていました。職場環境改善を行うため簡易汲み取りトイレを増設する案もありましたが、アクアメイクを設置する事により、トイレが水洗化され快適な職場環境を実現しました。また、10㎡以下の面積で設計され、建築確認申請が必要ありませんでした。

自衛隊演習場トイレ             

装置概要
AM-S 400Y8
処理量
4.0㎥/日
設置日
2009年3月


本演習所では、常時訓練が行われており下水道などインフラ整備されていない状況でも水洗トイレを利用しています。また災害時には、本施設を取り外し運搬させることにより被災地の方々へ安全で衛生的な水洗トイレを支給する事が出来ます。